結論から逃げるのだ

憂鬱なことの愚痴だったり、気晴らしだったり

戦いの熱量と盛り上がり: 超RIZIN3の展望

超RIZIN3のカードの発表があり、朝倉未来 vs 平本蓮のカード発表があった。

 

平本蓮がRIZINに参戦始めた頃から知っている側としては半ば一方的につけた因縁だったけど、こうして超RIZINの舞台で形になったところを見るに努力は実ったのか、朝倉未来側がうまく乗ったのか楽しみにしている人は多いんじゃないかと思う。

 

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青木真也インフルエンサー同士の戦いがメインなのはいかがなものかということコメントしていたけど、まぁRIZINのナンバー大会じゃないし、超RIZINにタイトルマッチ的なのはいらないかな、と思っている。

 

ただ、この戦いが結局タイトルマッチ以上に盛り上がるのは寂しいところで、正直この路線でRIZINは今後盛り上がっていけるのだろうか。

因縁を主に興行を始めてしまうと結局どこかでネタ切れが起こる気がする。

ちょっと前にはRIZINには「バンタム四天王」と呼ばれる存在がいて、さらに上に堀口恭二がいてその間に朝倉海が割ってはいったことにより、バンタム級戦線が混沌して、でこの混沌とした前線を整理するためにトーナメントが開かれて…のような。ちょっとした幽遊白書の魔界統一トーナメントのような盛り上がりがあった。

 

フェザー級だって王者として朝倉未来を担ぎ上げようとしたところに、思わぬ形で斎藤裕が待ったをかけて、クレベル・コイケが現れてリベンジに燃える朝倉に立ちはだかり、フェザー級のTOP3としての格付けが盛り上がった。

 

で、上の例のいずれも「誰が真の強者なのか」というところにドラマがあった。

結局この朝倉・平本や平本・YA-MANとかの盛り上げ方は「喧嘩の決着」という街中でもやれそうな内容だから冷めて見てしまうところがある。

「誰が真の強者なのか」路線は新しい期待の選手が出てくる度にドラマができる実は手軽な仕組みなのだが、瞬間的な熱量には欠ける。ただ「絶対王者」のような圧倒的な選手が入ればだんだんその熱量もあがる。

「喧嘩の決着」は瞬間的な熱量は高いけど、そのあとには続かないし、個人の盛り上がりであり団体として上に行けるかというと疑問である。

 

結論として超RIZIN3のチケットを買うかはアンダーカード次第であり、メインのためだけに買うことはしないということである(疲れちゃった)。